ボッドゲム | ボードゲームメモ

アナログゲームの紹介。ルールメモ。せっかく人に教えてもらったゲームとか忘れがちなので。リンク引用全てご自由に。

バベル / BABEL

誰が破壊者なのかグラグラバランス人狼ゲーム

デザイナー:たきざわ まさかず(Masakazu Takizawa)
簡単ルール
  • 人狼みたく破壊者と建設者に分かれ、塔を建ててくバランスゲーム。1-5人。
  • 手札3枚固定。手番者は自分の手札と、誰かの手札1枚の柱カードを選ぶ。
  • 柱は1-5までの高さがあり、手番者以外は具体的な数字を伝えてはいけない。(「選ばないほうがいいよ」)
  • 手番で柱2本と屋根カードを建てて1段完成。
  • 破壊者は自分の手番では塔を破壊してはいけない。
  • 8段完成したら建設者勝利。
  • 手番が来た破壊者は、正体と手札をオープンにして、完成を9段に出来る。8段目で手番が来たら強制。
  • 9段目で手番が来た破壊者は柱だけ置いて、次の建設者へ完成を委ねる。
  • 選ばれたら、1段消し去るカードや、柱1本で建てなきゃいけない特殊カードがあり。
  • 他、特殊ルールとして人間語を喋れなくなるルールもあり。
感想

人狼系のゲームにバランスゲーム要素が足されただけのシンプルなゲーム。

が、

なのだが、

これが、ただの嘘付きゲームではなくて

建設者なのに上手くつめなかったばかりに嘘付きだと疑われたり

上手く積めすぎてアシストしちゃう破壊者だったり

バランスゲーム要素が入ったからこその

巻き起こる混乱が非常に面白い。

 

1回目は建設、2回目は破壊側だったが

僕のスライムレベルのバランスゲーム能力によって

ぷるっぷるの塔になってしまい全力で疑われる。

が、他の人がなんとか建設完成してくれた。

逆に2回目はそのおかげで、

わざとかなり不安定な塔にしたが、あまり疑われず。

破壊としてうまく柱1本カード送り込めた。

が、そこから1段消し去るカードで不安定な段を吹き飛ばす熱い攻防。

最後はもうひとりの破壊者が

塔を不安定にさせようと倒してしまい負け。

 

塔が揺れるたびに笑いが起きる

とても楽しいゲーム。

バランスゲーム苦手でもそれはそれで全然楽しい作りになってる。

次は人間語禁止ルールもやってみたい。

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モダンアート / Modern Art

競りゲームの傑作モダンアート

デザイナー:ライナー・クニツィア(Reiner Knizia)

ルールまとめ

  • 現代アートの世界でお金を稼ぐゲーム。3-5人。
  • 5種類あるカードを手札に数枚持ってスタート(3/4/5人→10/9/8枚)
  • 初期金10万。ラウンド開始時にも補充(3/4/5人→6/4/3枚)
  • 手札を1枚記載の方法で競りに出す。
  • 1.自由オークション、2.せーので値付け、3.一巡だけ順に値付け、4.値段固定(誰も買わなきゃ出品者が買える)、5.追加で同色1枚出す
  • 同色のカードが4枚競り落とされたらラウンド終了。
  • そのラウンドで落とされた数順に30000、20000、10000の値で、落としたカードを売る。同数左側が上。
  • 今ラウンド以前にも値が付いていたら、価格は累積する。前ラウンドで値がついてなかったら累積クリア。
  • 次ラウンドは最後の人の隣から。全4R。

初プレイ感想

お金、お金、お金。

そんな現代アートの世界へようこそなゲーム。

絵に価値があるんじゃない、みながその絵の価値を決める。

芸術ではない、マネーゲームなのだ。

 

お金の稼ぎ方が2つあるのが特徴で

ラウンド最後の部分、上手く競り落とせれば必ず入る上に

回数が皆同じくらいな出品と違っていくらでも競り落とせるのが

魅力的なので、こちらに力を入れがちになってしまう。

しかしカードの競り値をみんなで決めてるので

そのカードで儲かるギリギリの価格に結局なるのだ。

これは意外と儲からない。

さらに最後の価格は予想外の結果になったりもしてしまう。

そうすると大金出して勝ったカードはただの燃えるゴミ である。

まさにマネーゲーム

 

もうひとつ、出品者として稼ぐ方。

これは落札額がそのまま自分に入るので、上手くいけばごっそり入る。

ただし持ち回り制である。

この回数が限られている中で、どう稼ぐか。

それには自分の手札のカードの価値を高める。

正確には、価値が高いように見せることだ。

こんなカードはオシャレなゲームなのに、金、金、金の匂いしかしない。

なんて素晴らしいゲーム!

 

一番単純なのは、そのカードを売って、価値を高めていくことだが

手札からそのカードがなくなってしまう。

身を削ってしまうのだ。

いやつらい。

 

オークションパートは、いくらで買うかの交渉、

思いがけないカードが高値になって出る悲鳴、

こんなつらいゲームなのに、巧妙に盛り上がるようになってる。

これはすごい、ここをこうすればよかった、と何回もやり返したくなるゲーム。

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ドメモ / DOMEMO

駆け引きとブラフのゲームドメモ

デザイナー:アレックス・ランドルフ(Alex Randolph)

簡易ルール

  • 人数に合わせて「自分だけが見られない」手札を配る。残りは箱に返してスタート。2-5人。
  • 札は1-7まであり、それぞれの数字が総枚数。
  • 手番で、自分が持ってるかも知れない番号を言っていく。
  • 当たってたらそれを他の人が1枚場に出す。手札がなくなったら勝ち。

初プレイ感想

まず自分の言った数字記憶するのが結構たいへん。

でも覚えておかないと同じ数字言っちゃうんだ。

それさっき言ったよね、と不思議と他の人が覚えてたりする。

 

というのもこのゲーム、他の人の宣言も大事だったりする。

7が場に6枚出てて、7はラスト1。

そこで最後の7を他プレイヤーが宣言。

ということはそこから推測出来るのは

最後の7の在処が分かってない→自分は持ってないってこと。

って思うじゃん?

ところがこのゲーム、ブラフはオールオーケーなのである。

自分の手札が減る可能性のない数字も宣言可能なのだ。

 

ここは手札を減らすために正直に行こう、とか。

このタイミングでブラフ入れて混乱させに来たのかも、とか。

熱い読み合いが始まったりする。

 

 

ところがちょっとゲームに慣れてきたところで

そんな高度なプレイをしようとすと

自分が言った数字をするっと忘れてしまうのである。

「それさっき言ったよね?」

 

ブラフゲームであり記憶ゲームであるのが秀逸。

シンプルなのにあちらを立てればこちらが立たず、が詰まってる。

これは確かに名作!超面白い!

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イト / ito

お題ランク付けゲームito

デザイナー:ナカムラ ミツル(Mitsuru Nakamura)
簡単ルール
  • 1-100のカードを皆1枚持ち、他の人の手札を推測する。2-10人 
  • 伝えられる情報は「度合いお題」による一言のみ(人気の芸人度で「千鳥」など)
  • お題は4つから相談で決める。
  • より大きい数字が出されてしまったら、手札の小さいカード捨ててHP-1。
  • HP0になる前に少ない順に出せたら成功。成功でHPと手札1枚増える。
  • 3成功でクリア。初期・最大HPは3。
  • もうひとつのルール:基本は同じで、100に近づくようにコンビを組むってルール。
  • 100より小さくてより近い組の上位2組が得点。100の人は組めたら得点。
感想

あるお題の度合いに合わせた答えを考えていくゲームだけど

このシンプルなルールで

年齢のズレ

男女のズレ

地域のズレ

カードをオープンしたときに

ありとあらゆるズレが巻き起こす騒動が

非常に面白い。

50前後のカードのズレが一番大きくて、答え考えるの楽しい。

 

ガンダム好きやV系好きの

あきらかに好きなものびいき。

地域出身者のあからさまな出身地びいき。

色んな人のいろんな考えが見えてくる。

 

そして326(ミツル)だ。

イラストだけじゃなくゲームデザインまで326なんだ。

まずそこで盛り上がれるかで世代のズレが出てくる。

そんなメタ的要素まで仕込まれている

実は非常に考えて作られたゲームなのである。

全ては326の手のひらの上なのだ。

1個持ってて損はないどこでも盛り上がれるゲーム。

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スウィム / Swim

溺れるか溺れないかのギリギリの戦いスウィム

簡単ルール
  • 2-6人。初期HP3。場札3枚、手札3枚。
  • 手札を場札と1枚交換か全部交換して、できるだけ同じ色でそろえる。
  • もういいやって人がいたらパスして、あとの人は一回ずつ交換。
  • 最後に好きな1色の数字の合計して得点。最下位がHP減らし次ラウンド。
  • 誰かのHPがマイナスになったら終わり。
  • カードは4色の7から11まで。10以外は同じ数字なら同じ絵柄。
  • 違う色の同じ絵柄でそろえると30.5点という特殊セット。
感想

難破者になって、イカダにしがみつき溺れないようにするゲーム。

って所はゲームにはあまり関わることじゃないんだけど

HPトークンがイカダの棒の一本になってる匠の拘り。

そして、HPがゼロになっても終わりじゃなくて

立ち泳ぎしてろという厳しい世界である。

 

そのラウンド中は、山札から補充なくて、

場とみんなの手札が順繰り巡ってくのが好き。

ランダムな追加要素がない中で

あいつは何を狙ってるのか、このカードを渡していいのか。

特に、3色同絵柄セット役もあるので読むが難しくて

なかなか気を使うゲーム。

 

ただそんなことをしてると、イカダは砕け、溺れ、沈むのだ。

なにせ毎ラウンドで決めるのは最下位だけなのである。

まずは自分の点数。

誰か落ちてくれればそれでよし。

人を蹴落とし、自分は助かる。

それをした者が生き残るということが学べる、

非常に教育に良いゲームである。

対象年齢8歳からだし、ルールもプレイも簡単なので、

お子さんにもとてもオススメなゲーム。

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絶滅ダウト (マンモス) / MammuZ

どれが絶滅するか絶滅ダウト

デザイナー:ニコライ・ペガソフ(Nikolay Pegasov)
簡単ルール
  • 2-9まである、数字の数=カード数のカードたちを配り切る。
  • 人数によって取り除くカードあり。3-7人。
  • 手札を出し切った人に勝ち。
  • 「9が3枚です」みたいに伏せて出していく。スタート以外は数字は固定。出すのは1枚以上。
  • 出したくないなとなったら、前の人にダウトして、1枚だけめくって嘘か判定。
  • ダウト失敗した方が場のカード全部受け取り、成功者がスタートプレイヤー。
  • 誰かがなくなったら手札数=マイナス点でラウンド終了。これを3R。
  • 手札に一種カードが全部そろった瞬間に「絶滅」を宣言して全捨て。
  • また、特殊効果の「恐竜カード」が5枚。ダウトで捲られた時に発動。
初プレイ感想

嘘を見破るゲーム、ではあるんだけれど

絶対に嘘だって分かっててもダウト出来ないバランスが魅力的。

なにせ8枚中3枚が嘘カードだったとしても当てられる確率が低いのだ。

嘘付くゲームなのに、嘘が主眼じゃなくて

読み合い駆け引きのゲームっていう

このねじくれたプレイ感がとにかく楽しい。

 

このゲーム、ダウトするのはデメリットばかりじゃなくて

成功時のスタートプレイヤーって大きなメリットがある。

たとえば、9が11枚とか馬鹿げたことを言い出しても、

ダウトに失敗さえさせれば一瞬で上がれるからだ。

好きな数字で初められると色んな戦法が取れる。

なのでダウトしたい、ダウトしたいんだけど

やはりリスクは莫大である。

そんなときは恐竜カードをぽん、と出してリスク回避してみたりしちゃうわけだ。

 

絶滅要素も楽しくて、あえてダウト失敗で手札を貯めて

絶滅で一気に手札を減らすなんてことも狙える。

こんなシンプルなゲームなのに色んな戦法がぐっと詰まって

しかも盛り上がるという、素晴らしいゲーム。

 

ちなみに僕はこの絶滅戦法をとって

手札を貯めに貯め

他と頭ひとつ抜けたマイナス点を叩き出し

当然のドベであった。

この通り、非常にオススメ戦法である。是非やって見て欲しい。

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ホットドッグ / Hot Dog

 

売るか売られるかホットな戦いホットドッグ

デザイナー:ヴォルフガング・クラマー(Wolfgang Kramer)
簡単ルール
  • 同じホットドッグの手札を持って、いっぱい売った人の勝ち。
  • 初期金3。3-5人。
  • 売るホットドッグ数枚と、5,7,9の売るテーブルをいっせーので指定。
  • 複数出した場合はその合計を出したホットドッグとして扱う
  • テーブルの数字がマックス数。低い人から順に売って、マックス超えた場合は売れず手札に持ち帰り。同値はスタピ(持ち回り)に近い順から。
  • ちょうど満杯になったら、そこに売った人たちがホットドッグ分のお金。
  • 誰かが全部売ったら1R終わり。
  • そして、出すとき一緒にお金を出すと、金分値下げして早く売れる。
  • 規定ラウンドやって最終お金高ければ勝ち。
初プレイ感想

熱すぎる値下げチキンレース

値下げに使うお金と勝利点が本当によく出来てる。

憎い。

売りたい売りたい売りたい一心で値下げしてると

下手したらラウンド開始時よりお金が減ることすらある。

 

このラウンドはいっぱい売れたなーってほくほく顔してたのに

よくよく見たらこの体たらくである。

結果ギリギリ最下位にはならなかったぐらいであった。

 

なにせ、売るテーブルをバッティングせず

悠々と自分だけ売れば値下げなんてしなくていいのだ。

だけどそうもいかない

そうもいかないだろう?

何度もバッティングしてると値下げせざるを得ないのである。

でもそうすると勝てないのだ。

 

ちくしょうもういっかい。

そんな言葉が自然に出てくるのは楽しいゲームの証拠だろう。

ホットドッグ。オススメ。

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ウミガメの島 / Die heisse Schlacht am kalten Buffet (Mahé)

乗っ取られまくりのお祭り状態ウミガメの島

デザイナー:アレックス・ランドルフ(Alex Randolph)
簡単ルール
  • ダイスを1-3個振って、出た目×ダイス数だけ進む。
  • ただし8以上が出たら0マス目に戻る。
  • 21マス目のゴールまでたどり着いたら、一番上のカードをもらう。数字が得点。
  • ちょうどゴールに止まったら2枚もらう。
  • 一番下の7点をもらったら終わり。
  • 他のウミガメの上に乗ると、一番上のカメへ操縦権がもらえる。
  • 操縦権があると、下のカメの手番でダイスを何個振るか決められ、一緒に移動。ゴールまで辿り付いたら操縦権利者だけがカードをもらう。
初プレイ感想

傑作。

リメイクもされるわね。

無駄なとこなんてなにひとつない。

まさに傑作である。

 

やることはダイスを振るだけなんだけど

出る人は出る。出ない人は出ない。8以上が。

ダイスを振るたびにドラマが生まれて笑いが起きる。

ただただ楽しい。

 

カメが上に乗るとこも良い。

操られてる下の人たちの一大リアクション合戦である。

ロボトミーと化したカメが最高に面白かった。

 

ゴール21ってのも上手い。

3ダイスで7出せば一気にゴールだ。

まあ出やしないのだが

最後まで望みがあるようになっている。

ただのパーティーゲームに見えて一つ一つ意味がある。

他にやりたいゲームが詰まったゲーム会だったのに

2連チャンプレイしてしまった。

またやりたいリストも更新だ。

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知ったか映画研究家スペシャル! / Know-It-ALL Movie Critics

嘘映画のお題:「うんち忍者」という一例

デザイナー:黒田 尚吾(Syogo kuroda)
簡単ルール
  • 嘘映画の内容を順に言い合う。3-10人。
  • ランダムなお題カード2枚とサイコロ2つで、お題を決める。
  • スタートプレイヤーの人が2つの組み合わせから選べる。
  • お題の映画を見てきた体で喋り、あとの人は「あれ面白かったよね」と興味津々に聞く。
  • 「○○なとこが良かったよね☓☓さん」と適当なとこで次の人へパス。全員やったら、良い話をした人にグッドカード投票して1R終わり。
  • もういいかなってなったら終了。
感想

この手の創作話系のゲームは

なかなか、嘘を言うのが苦手な人がいたりして

とっさに言葉が出ずに詰まっちゃったりもするのだ。

だがそこで、このゲームでは一言喋り始めると

みんなが「あーあれね」と

すげぇ興味を持って相槌を打ってくれる(そういうルールである)

だんだん調子よくスラスラ言葉が出るようになる。

これは快感である。

ルールの一文「興味津々に聞く」が秀逸すぎる。

 

そして相槌を打つ方もとても楽しいのだ。

ふんふんへーへーほーほー。

次は自分にパス来るかも知れないから

喋ってる人と一緒になって真剣に映画を創造する感じだ。

これが気持ち良いプレイ感、よく考えたなと感心する。

 

ゲーム会なんかで

あんまり喋ってない人との間に

放り込むのに最適。

そして友達同士でやればさらに盛り上がるだろう。

とてもグッドなゲーム。

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ハイリスク / High Risk

青登山家絶好調なハイリスク

デザイナー:ブレット・ギルバート(Brett J. Gilbert)
簡単ルール
  • 登山チキンレースゲーム。2-4人。
  • ダイスを6個振る。目は「登るアイコン」、「なにもなしアイコン」、「落下アイコン」。
  • 「落下アイコン」が出たら、その全てを、振り治せる(3回まで)
  • ただし、降ったサイコロが全部落下アイコンだったら落下。
  • 落下→一番上の自コマ(登頂コマ除く)を、その一個下の自コマの1マス後ろかスタート地点まで落下。
  • 落下せず→登るアイコンの数だけ、1コマ選んで登らせる。
  • 最終的に6個のサイコロ全てが落下アイコンじゃなかったらもう1ターンもらえる。
  • 止まった先にコマがあったら、そのコマは1個後ろに押しのけられる。キャンプ地点では押しのけなし。
  • 全員ゴールしたら勝ち。
初プレイ感想

ダイス狂いにこの手のゲームをやらせてはいけない。

始まってすぐ落ちに落ちに落ちた。

しっかり落下するよとルール説明を受けていようが

ダイスを振る手が止められないのである。

 

なので早々にかなりの差が出来てしまい

これはもう駄目かな、消化試合だと思いきやである。

このゲーム、先を進んでる方は

思い切った行動に出られない。

落下のリスクが大きいからである。

逆に麓の民はガンガンダイスを振れるのだ。

というわけで逆転しそうな所まであっさり追いつく。

まさにハイリスクの名前の通りのゲームだ。

いや上手く出来ている!

 

最初のリードの差でギリギリ負けてしまったが

ハラハラ・ドキドキの緊張感と程よい戦略性。

どこにもってっても間違いないゲームだ。

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ギフトトラップ / Gift Trap

欲しい物当てゲームギフトラップ

デザイナー:ニック・ケレット (Nick Kellet)
簡単ルール
  • 欲しい物当て自己紹介ゲーム。
  • [プレイヤー数+1]枚並んだカードの中で、各プレイヤーの欲しい物を予測する。
  • その後、各プレイヤーが自分の欲しい度でカードに+3,+2,+1,-4のチップを割り振る。
  • 親(当番制)から順次オープンして、チップの点数を、当てた点と当てられ点に入れる。
  • 当てた点、当てられ点ともにゴールに辿り着いたら勝ち。ゴールしたらマイナス受けない。
感想

題材を欲しい物に絞ってるのがいさぎよい。

贈り物=ギフトを贈り合うゲームという体裁にしているが

そこに渦巻くのはみなの欲望なのだ。

なにせタイトルにトラップ入ってるし。

 

欲しい物を当てても嬉しいし、

あれほしいの!?あれいらないの!?、と外しても面白い。

え、蛇かわいくない?蛇!(みんなマイナス4入れてた)

 

カードが日常的なもの~夢の産物まで、4段階あるので

カードによって雰囲気が一新されるのもいい。

 

南国リゾートに思いを馳せるもよし

夢の超能力に目覚めるもよし

今日の晩御飯の食材を仕入れるのもよし

なんにしても良いゲームだ。

 

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アールライバルズ / R-Rivals

次に持ち越し能力が被ってキャリーオーバーがやばいとこ

デザイナー:カナイセイジ(Seiji Kanai)
簡単ルール
  • 1-7の数字の同じ7枚の手札から、1枚ずつ出して数字の大きいほうが勝ち。
  • 有効勝負のうち過半数取ったらラウンド勝ち。2R先取。2人用。
  • ただしカードには特殊能力があり
  • 7→なし、6→次のカードの数字を+2、5→カード効果無効、4→勝ったら2勝分、3→数字の強さ逆転(7以外)、2→相手先出しにする(ほぼ効果なし)、1→7だったらゲーム勝利、0→勝負を無効にしてキャリーオーバー
初プレイ感想

ラブレターの作者ということで

ネットTVなんかでもやってて気になってたゲーム。

やっぱり面白い!

 

最初はある程度適当だけど

ゲームが進むと

カードの効果によって、出すカードが2択3択ぐらいにしぼれてくる。

能力のないけど最強な7の王子がキモで

最弱の1の姫で王子には勝てちゃうので

王子を出すのを後回しにしてると

姫の存在感がやばくなってくる。

 

カードに強さがあるので「このカードを出しちゃうと後でつらくなるけど」

なところを相手が出してくるか。自分が先に出すか。

読み合いがとても楽しい。

 

これが数回やると

最初から相手がしてきそうなことが分かってくるから

一枚目に出すところからビリビリしてくる。

 

1回がすぐ終わるので

モイッカイモイッカイと中毒性がある。

やめ時見失い度高めなので注意。

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ウェザーリポート / Weather Report

天候操作型すごろくウェザレポート

デザイナー:花見猩々
簡単ルール
  • 手札6枚から、最終天気になるカードを予想して1枚伏せる。
  • 1-3の場があり、そこに置かれたカードのマークをリンクさせて手札から1枚重ねていく。
  • カードに書いてある数字分だけコマが進む。
  • コマがゴールしたら、山札から1枚捲って、対応する場のカードが最終天気。
  • ゴール位置はプレイ人数と1の場の初期札による
  • 最終天気当てた人たちは、全員の予報カードの数字合計を山分け。余ったらキャリーオーバー。
  • 前回以前のキャリーオーバーも最終得点者に入る。
  • カードを出せない、出したくない場合は、手札全捨て、手札数-1枚ドロー。
  • 特殊マスに止まったら、手番の人に効果発動。カードの交換マスや、点数入るマスや、場の上書きマス、ワープマスなど。
  • これを繰り返し10点になったら終わり。
初プレイ感想

進む目を自分で決められるすごろくなんだけど

このコマを全員ですすめるもんだから

まだまだ余裕があると思えば

一瞬でゴールまで進められちゃったりする。

最後には全く予想もつかなかった天気になっちゃう。

このままならない感じ。

まさに天気を相手にしてるみたいで

すごく楽しい。

 

なんとかコントロールしようにも

出すカードには、進むマスと、場の天気と

2つの意味合いがあるので

あちらを立てればこちらが立たず。

なかなか最善のカードはない。

模索模索。暗中霧中。

 

そんな中、誰がどの天気にしようとしてるのかの読み合いもあり

同じ天気にしようとしてる人とは協力して進めたいわけだけど

カードが限られているので、

どうしてもその天気にする最善手が出せるわけじゃない。

行動がナチュラルブラフになってたりする。

なので読みは当たったり外れたり。

 

いや、面白いバランス。

好きなゲームだ。

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