ボッドゲム | ボードゲームメモ

アナログゲームの紹介。ルールメモ。せっかく人に教えてもらったゲームとか忘れがちなので。リンク引用全てご自由に。

モダンアート / Modern Art

競りゲームの傑作モダンアート

デザイナー:ライナー・クニツィア(Reiner Knizia)

ルールまとめ

  • 現代アートの世界でお金を稼ぐゲーム。3-5人。
  • 5種類あるカードを手札に数枚持ってスタート(3/4/5人→10/9/8枚)
  • 初期金10万。ラウンド開始時にも補充(3/4/5人→6/4/3枚)
  • 手札を1枚記載の方法で競りに出す。
  • 1.自由オークション、2.せーので値付け、3.一巡だけ順に値付け、4.値段固定(誰も買わなきゃ出品者が買える)、5.追加で同色1枚出す
  • 同色のカードが4枚競り落とされたらラウンド終了。
  • そのラウンドで落とされた数順に30000、20000、10000の値で、落としたカードを売る。同数左側が上。
  • 今ラウンド以前にも値が付いていたら、価格は累積する。前ラウンドで値がついてなかったら累積クリア。
  • 次ラウンドは最後の人の隣から。全4R。

初プレイ感想

お金、お金、お金。

そんな現代アートの世界へようこそなゲーム。

絵に価値があるんじゃない、みながその絵の価値を決める。

芸術ではない、マネーゲームなのだ。

 

お金の稼ぎ方が2つあるのが特徴で

ラウンド最後の部分、上手く競り落とせれば必ず入る上に

回数が皆同じくらいな出品と違っていくらでも競り落とせるのが

魅力的なので、こちらに力を入れがちになってしまう。

しかしカードの競り値をみんなで決めてるので

そのカードで儲かるギリギリの価格に結局なるのだ。

これは意外と儲からない。

さらに最後の価格は予想外の結果になったりもしてしまう。

そうすると大金出して勝ったカードはただの燃えるゴミ である。

まさにマネーゲーム

 

もうひとつ、出品者として稼ぐ方。

これは落札額がそのまま自分に入るので、上手くいけばごっそり入る。

ただし持ち回り制である。

この回数が限られている中で、どう稼ぐか。

それには自分の手札のカードの価値を高める。

正確には、価値が高いように見せることだ。

こんなカードはオシャレなゲームなのに、金、金、金の匂いしかしない。

なんて素晴らしいゲーム!

 

一番単純なのは、そのカードを売って、価値を高めていくことだが

手札からそのカードがなくなってしまう。

身を削ってしまうのだ。

いやつらい。

 

オークションパートは、いくらで買うかの交渉、

思いがけないカードが高値になって出る悲鳴、

こんなつらいゲームなのに、巧妙に盛り上がるようになってる。

これはすごい、ここをこうすればよかった、と何回もやり返したくなるゲーム。

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