ボッドゲム | ボードゲームメモ

アナログゲームの紹介。ルールメモ。せっかく人に教えてもらったゲームとか忘れがちなので。リンク引用全てご自由に。

シャンハイ / Shanghaien

海賊を奪い合え、ダイスゲーム・シャンハイ

デザイナー:ミヒャエル・シャハト(Michael Schacht)

簡単ルール

  • 毎R並ぶ6枚の海賊カードを奪い合うゲーム。2人専用。
  • 海賊カードは数字1,2,3,3,4で色は8色の40枚。特殊効果カードが8枚。
  • 最初に6個ずつのサイコロが配られ、2個を振り1個を選ぶ。2個ないと振れない。
  • 端から数えてそのサイコロの目の数の場所の海賊カードに置く。左右どちらから数えるかは開始プレイヤーが決める。
  • これを誰かが終わりって言うまでやってラウンド終了。
  • 置いたサイコロ数が多い人がそのカードもらい、同数なら左右カードに置いた自ダイスの「目」の合計が多いほうが貰う。
  • カードがなくなるまでやったらゲーム終了で得点計算。
  • それぞれの色で海賊の数字比べて、多いほうが「少ない方の海賊の数字」分ポイント。
  • 相手が0点だった色は、自分が取った海賊分まるまるもらえる。
  • 特殊効果は1Rに1人1回使える。「サイコロ2つ振り直し」「サイコロ出目±1」「2つ両方置ける」「特定色に数字2分足す」の4種類が2つかかれていて、どちらかを選択して使う。使ったら捨札。

初プレイ感想

相手の得点を自分が決めるってところが面白い!

相手がどれだけカードを取ってようと、

その色を自分が1点だけ取れば、得点は1点なのだ。

 

だからダイスのどうにもならなさに賭けて

得点したい色のカードを

なんとか相手に取らせようとする。

しかしそれでなんだかんだ逆転されてしまったら大惨事。

反乱である。

自分が集めたカードがまるまる相手の点数に。

言うことを聞かないダイスにハラハラ。

まさに海賊ゲームだ。

 

そして特殊効果カードの使い所なんかで

この暴れるダイスを上手くいなせたり出来たりするので

意外と深く考えるゲーム。

非常にバランスの取れた良ゲー。

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フォレショレ / Volle Scholle

勝っても負けてもいいけどとにかく氷から落ちるな、フォレショレ

デザイナー:マーティン・ワレス(Martin Wallace)

簡単ルール

  • 得点と最大得点を同時に伸ばしてくゲーム。3-4人。
  • 1-5が3枚ずつの4色と、灰色ワイルド2が12枚。初期手札12枚。
  • 2-10の「最大得点カード」18枚を1枚ずつ競っていく。
  • 最初の人の色で固定。競りには同色+灰色を何枚出してもよく、最大者より数字合計が多くなるよう追加してく。
  • 全員パスしたら最大者が最大得点カードを獲得。一回パスしても競り参加可能。
  • 負けた人は自分が競りに使ったカードを「全部獲得(得点)」or「捨てる」し、競りに使ったカード枚数だけ補充(※最大2枚)。
  • 競り勝った人の左隣が次の開始プレイヤー。
  • 最大得点カード下4枚にランダムに入ったエンドカードが捲られて終わり。
  • 最大得点カード合計を超えない得点分が最終得点。超えてる分*2がマイナス点。

初プレイ感想

得点取るのが怖いって言う

なかなかシビアなプレイ感のゲーム。

だってどんなに得点取っても、その分の氷カード(最大得点)も

取らなきゃ全てが水の泡、海の底なのだもの。

 

この削れてく感じはプレイ中にも現れてて

最大2枚しか補充がないのに、あればあるだけ使える点。

調子にのって使っちゃうと手札がどんどんボロボロになってく。

だからって手札を減らさないようちびちび使ってるだけだと

氷カードは落とせないわ

負けた時の得点化もしょぼいわで

ジリ貧で負けてくしかない。

 

今回は4人プレイだったけど

手札減らさないよう慎重にプレイしてたら

あっという間に終わって3位だった。

何枚も使えるといっても、色は合わせないといけないので

上手く使い所で使わないと手札を使い切れない。

ジリ貧負けであった。

 

得点取るのも競るのもボロボロと身を削る思いのする

これは、なんて怖面白いゲームだ!

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スラフ・オフ! / Sluff Off! (Zing!) | 七つの印

いざとなったらチキンになれ! スラフオフ!

デザイナー:シュテファン・ドラ(Stefan Dorra)

簡単ルール

  • 勝利数予想するトリックテイキング。3-5人。
  • 1-15の五色。マストフォロー。スタートプレイヤー持ち回り。
  • 青カード切り札。1人15枚になるように各色均等に抜く。
  • 順番に何色で何勝するか予想してその色のチップを取ってく。
  • 勝てなかった分-2点。勝ち過ぎたら-3点。
  • 欲しい色チップ(1色4枚)なかったら他の人のもらえる。その人に「何色で勝ってもいいけど勝てなかったら-4点」の白チップを渡す。
  • 「チキン役(にわとり)」に早いもの勝ち1人だけなれる。最初-4点だけど他の人が勝ちすぎた回数だけマイナス減らせる役。

初プレイ感想

色んな所が面白いトリックテイキング。

白チップとかね。

ワイルドチップだからすごい便利なのだ。

これが他の人のほしそうなチップを

予め取っておけばもらえちゃう。

だけどこれが、やった白チップだーなんて

気楽には喜べない。

だって-4点なのだ。2倍である。

そしてこの白チップ、返しやすいからって

マイナス0点狙って最後まで取っておくと-4点だ。

後悔とはこのこと。

いや面白い。

 

そんなトリックを取るか取られるか勝負の世界に疲れたら

チキンになってみるのもいい。

勝負なんてどうでもいい。

場をかき乱してみんなに黒チップ(-3点)を押し付けよう。

弱虫じゃない、これは戦略なのだ。

 

そんな色んな楽しみ方が楽しめるトリックテイキング。

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オバケやしきのすうじのアクマ / Demons of Numbers

悪魔の数字を出し切ろう、ただし相談はなし! お化け屋敷の悪魔の数字

デザイナー:シュテフェン・ベンドルフ(Steffen Benndorf) 、326

簡単ルール

  • 1-6人。手札を使い切る協力ゲーム。
  • 1から大きい順に重ねていく山2つと、100から小さい順に重ねる山2つ。
  • 手札枚数固定。1/2/3~人で8/7/6枚。カードは1-100まで。
  • 順番に手札から2枚以上出して重ね、出せなかった人は脱落。
  • 山札なくなってたら1枚以上。
  • ただし持ってる数字を言っちゃだめ。
  • 全員手札出し切れたら勝利。山札まで使い切れたら完全勝利。
  • ちょうど10離れた数字は小さい/大きい順無視して出せる。
  • 「リバース」「スキップ」「ショット(次の人指定)」「ドロー2」「サイレント(上に何か重ねるまで会話禁止)」「死の宣言(次の人が上に重ねられないと敗北)」の五種の特殊カードがあり、死の宣告以外は続けて出せない。=2枚以上出す縛りを無視出来る。

初プレイ感想。4人

相談できない。

ふんわりとしたことしか言えない。

そういうルールなのだ。

ちらちらお互いの目を見つめて

心を読み合うしかないのだ。

 

2枚以上好きなだけ出せるルールがなにげにすごい。

10戻し込みでいっきに1人で3、4枚出せるコンボが決まったりもする。

しかし出せるからってただボーッとカードを出してると

このコンボを下手に潰してしまう。

これを手札から出していいのか、出さざるべきか。

悩む。非常に悩む。

なのでやはりチラチラ目を見つめてお互い

お伺いを立てるしかないのだ。

ここが超楽しい。

 

特殊効果カードも良い!

特に死の宣告をどうさばいていくか。

「ここ(の山)に、あれ(あれ)していい?」と次の人にぼやっと聞いて

えいやっと死の宣告を出す

これを上手く乗り切れた時の連帯感たるや最高である。

これが協力ゲームなのだ!

 

「ザ・ゲーム」のリメイク作品で、こういった特殊効果が追加されているのが今作。

これは大成功リメイクではないだろうか。

原典主義者は特殊効果なしでプレイ出来るし、

絵もかわいいミツル(326)になってるし、言うことない系ゲーム。

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クトゥルフキッチン ~冒涜的な宴~ / Cthlulhu Kitchen -boutoku teki na utage-

狂気のお料理バトル クトゥルフキッチン

デザイナー:シュールストレミング(Shūrusutoremingu)橋本淳史(Hashimoto Atsusi)
簡単ルール

  • 狂気的なフルコースを作る料理ゲーム。2-5人。
  • 場に「オードブル」「スープ」「メイン」「デザート」カードが2枚ずつ並ぶ。
  • ダイスを1つを持ちダイス(5個まで)に足して、選んだカードに好きなだけダイス振ってを達成すると獲得。
  • カードは赤:中華、青:和食、黄:洋食の3種類で、適合色のダイスの目に+1。
  • カードに書かれた勝利点をすぐ得る。獲得成功したダイスは場に戻す。
  • 獲得したらカード右下の価だけボーナスカードを引ける。もしくは引かない
  • 挑戦せずにダイス2つを持ちダイスに足すってアクションもあり。
  • ボーナスカードには装備カード3種類と、狂気カードがある。
  • 狂気カードはダイス1つもらえる効果+次の自分の番まで罰ゲーム(ゾンビの真似するetc)
  • 狂気カードが4枚貯まる毎に、手番初めに呪文カード引いて指示に従う。
  • 6ラウンドやって、獲得した4種類の料理カードから1枚ずつと、そのカードに付ける装備カードを選んで得点計算。
  • カード1枚に種類の違う装備カードを3枚まで付けられる。0点料理初期持ち。
  • それぞれの料理で1位~5位まで順位に応じた得点(人数による)。
  • ボーナスカード枚数でタイブレーク。それでも同数ならその順位の貰えるが、その下の人の順位は人数分下がる。
  • さらに、全部色合わせたボーナス2点と、3色まで色合わせたボーナス1点、4種全部獲得ボーナス2点を入れて最終得点。


初プレイ感想。4人プレイ。

狂気カードが強烈。
他の人がいきなり、わかめみたいに揺れだしたり、狂ったように犬の鳴き真似始めたりする。
そんな人達に両隣を挟まれたりするのだ。
この感情は恐怖である。
そして、目的を達成するたびにその狂気カードを自分も引いてしまう、重なる恐怖。
引いてしまえば自分も精一杯で狂うしかない。それがルールなのだ。
まさにホラーゲームである!
あるいはパーティーゲーム

 

ゲームに勝つためにはいっぱいボーナスカード引いて狂気カードも集めたい。
ダイス+1は非常に美味しい。
しかしそのためには何か得体の知れない物になり切らされる。
この完全に対立したメリットとデメリットの構造。
非常に強い戦略性がしっかりと織り込まれてる。
ただのパーティーゲームではないのだ。

 

実際、得点方式の色揃えや、それぞれの順位で入ってくる点。
ダイスゲームなのでダイスの機嫌次第ではあるが
結構考えるところもある。
グロテスクであれやこれやな料理は、クトゥルフ好きにはもちろん
ある程度可愛く書かれてるしゲームとしてとても楽しいので
それ以外の人にも良いゲーム。

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窓ふき職人 (この窓どの窓) / Meister Scheibenkleister

色んな窓の大きさ当て! まどふき職人

デザイナー:ハインツ・マイスター(Heinz Meister)
簡単ルール
  • 36個の窓が並ぶ。同じ形の窓はひとつもない。1-6人。
  • カードの四角と同じ形の窓当てた人1点。窓は先着順2人まで。
  • カードは得点としても使い、なくなったら終わり。
ゲーム感想

誰かが最初に置いたところに

あ、それだ、と皆がつられる。

もう絶対それが正解だって空気が流れる。

けど、意外と全然違うとこが正解だったりする。

置くの遅れたりすると絶望して適当な所に置くと合ってたりするのだ。

 

大きさってのは意外と分からないもので

この混乱がとても面白い。

 

そんな今までやったことないプレイ感のゲームなので

大人から子供まで一緒に楽しめる。

なにせ大人の方が下手だったりする。

窓に色んな動物が寝てたりして可愛い所も良いゲーム。

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キャメルアップ / Camel Up

ラクダのレースに全てを賭けろ キャメルアップ

デザイナー:シュテッフェン・ボーゲン(Steffen Bogen)
簡単ルール
  • 5匹のラクダの順位を賭ける。初期金3G。2-8人。
  • 手番で以下のA-Dどれかやる。
  • A:ダイスを振る。対応色のラクダが進む。1Gもらえる。
  • 振るダイスはこのR振られてない色からランダム。全部振ったらR終了。
  • B:R終了時のトップを予想。
  • 早く予想した順に5/3/2G。2位だったら1G。外れたら-1G。
  • C:レース終了時のビリorトップを予想。
  • 早く予想した順にそれぞれ8/5//3/2/1/1/1/1G。トップビリに賭けられるのはそれぞれ1人1回。はずしたら-1G。
  • D:そこに止まったら1個進むor1個戻るタイルを空きマスに配置。
  • すでに配置してたらそのタイルを移動。進むor戻るは変えてもいい。
  • ラクダが1頭でもゴールに付いたら終了。
  • ラクダは進んだ先に他のラクダがいると上に重なる。重なったら下のラクダ移動した時に付いていく。上のラクダが順位は上位扱い。「戻る」先にラクダがいたら、一番下に重なる。
初プレイ感想

最初はみんなでレース進めてくか

とのほほんとした展開。

ダイス振れば1マネーもらえるし。

 

ただ、最初はランダムに出てくるダイスも

最後はダイスが絞られてくるので

何が出るか読めてくる。

 

進めたいものは先にオアシスタイルを置いて

戻したいものは先に蜃気楼タイル置いて

さあ最後のダイスを誰が振ってラクダを動かすのか

じりじりとした展開になってくるのだ。

 

早い者ほど獲得マネー高いので

結構みんな違うラクダに賭けたりする。

それぞれの思惑がぜんぜん違う。

レースが進むと

どんどん混沌としてくる。

 

ただのラクダレースに

生活でもかかってるような熱くなりようである。

チケット握りしめながら、うおー緑行けーと言った声が飛び交うのだ。

ただ、そんなことを叫びながら

レース終了の勝利予想は全然別のラクダに賭けてたりする。

ギャンブル場でしか見られないような

人間模様が楽しめる快作である。

チケットは握りしめないように気をつけてプレイしよう。

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マンハッタン / Manhattan

天まで届くビルを建設せよ、名作ゲームマンハッタン

デザイナー:アンドレアス・ザイファルト(Andreas Seyfarth)

簡単ルール

  • 2-4人。
  • 全4Rで、まずそのラウンドに使うビルブロックを6つ選ぶ。
  • ビルは1-4までの高さがあり、高いほど数が少ない。
  • 手札は4枚固定。カードの方向は最初に決めた方向に固定。
  • 建設場所が示された手札を使って、その場所にビルを建設。重ねてもOK。
  • ※重ねルール:重ねた結果自分の色のビルが、そのビルの半分以上にならないと重ね不可。
  • ラウンド終了時ごとにスコア計算:
  • -最上段が自分の色なら、自分のビル。各1点。
  • -エリアごとに単独最大数の自分のビルあれば各2点。
  • -単独で最大高さの自分のビルに3点。
  • タイブレークは最終Rの高さ点→エリア得点を比べる。
  • 3人→6R初期ビル4。2人→2色持って4人プレイと同じ。

初プレイ感想

 

摩天楼

高くそびえる高層ビル

マンハッタン

この響きだけで心が躍るようではないか。

 

今回は3人プレイ。

一進一退のゲームだったが

高層ビルを上手く1人で独占しても

最後にビルを伸ばすカードが引けなくて撃沈。

カード管理が出来てなかった。

マンハッタンの一流投資家への道は

そんなに甘い世界ではなかった。

 

このゲーム、重ね条件のルールが秀逸。

高層ビルの点が美味しが、

自分一人だけで伸ばすのは難しいので

他の人が伸ばしたビルに重ねていきたい。

またエリア点を取るにも

他の人のビルにも自分のビルが噛んでないと

上に置くのは難しくなってくる。

 

最初はただ噛んでただけの

得点にならなかったビルが

生きてくる。

もう置く所がなくなってくる終盤に光る。

そんな投資ゲームでもある。

 

ほんの少しだけ投資しておいて

他の人が建てたビルを上手く乗っ取ろう。

そしてすかさず乗っ取られる!

作中にお金は存在しないのに

しっかり経済ゲームしているのだ。

シンプルなルールなのにすごい。

さすがの名作ゲーム。

 

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バニー・キングダム / Bunny Kingdom

うさぎたちのお城をワチャワチャ作れ、バニーキングダム

初プレイ
デザイナー:リチャード・ガーフィールド(Richard Garfield)
簡単ルール
  • 3/4人で12/10枚の手札を、2枚プレイして隣へドラフト。使い切ったらラウンド終了。4R。周り順は交互。
  • カード効果:
  • B9とかの領域番号が書かれたカード→そこが自分の領地になる
  • 建物カード→1塔、2塔、3塔の建物をもらう。3塔は山にだけ建設可。
  • 領地追加カード→追加生産物、天空城(=領地同士をつなげる)、旅人トークン(=空いてる場所を自領域とする。領域カードプレイで追い出される)をもらう。
  • 財宝カード→伏せて置いておく。あとで勝利点。
  • 建設フェイズ:
  • トークンや建物を建てる。余して次ラウンドに持ち越し可。同じ領域には建物・トークン全て含め一つしか建設できない。
  • 得点フェイズ:自分の領地(縦横に繋がった自領域)を数えて、それぞれについて領地の[塔の数]×[生産物種類]が得点。
  • ゲーム終了で、伏せた財宝を数えて得点。
1回目プレイ

このゲーム大好き。

自分の領地がウサギたちによって

ワチャワチャ広がって行くのが楽しい。

早く次のドラフト、次のドラフト、と

待ちきれない。

どんどん領地が繋がっていく。

特産品もいっぱいだ。

すべてがたまらない。

初めてなのにもうバニーたちのトリコである。

結果は経験者2人にボロ負けだが

初心者のもう1人とはいいビリ争いだった。

いや面白かった。

2回目

バニーキングダム2

#2

4人。自分以外の3人は初プレイ。

今回は領地をあまり広げず

財宝を集める方針で。

集めるほど得点になる財宝が多いのでそれ狙い。

ただ、財宝プレイが被ってしまっていいカードをお互い

取り合ってしまった。

無念の2位。

3回目

バニーキングダム3

#3

今回も4人。

今回はのびのびプレイ。

ただ、全然領地が広がらない。

急所のマスを全部先に取られてしまうのである。

これだ!

これがドラフトゲームだ!

相手の動向を見つつ、取られそうなのは先に取る。

つながらないところは旅人や天空城で埋めていく。

生産物トークンやお城は優先度間違えると不必要になることも。

いや悔しいぐらい良く出来てる。

 

とりあえず細かいこと抜きに

こまごましたバニーたちがかわいい!

とにかくかわいい!愛してる!

そんなゲーム。

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ドリームス / Dreams

神様に紛れ込んだ人間を見つけ出せ、ドリームス

デザイナー:オリヴィエ・グレゴワール(Olivier Grégoire)

簡易ルール

  • 4つの抽象画のうちの一つの星座を、星(大・小・黒の1人3つ)を一つずつ置いて完成させる。
  • 神の中にどれを作るか知らない人間が一人紛れ込んでる。
  • 神は人間を当てられれば2点、誰にも人間と疑われなきゃ1点
  • 人間は疑われなきゃ3点、作ってる星座当てれば2点。

プレイ感想

初プレイ

4人プレイ。

最初はただ星座作るのも大変で、

星座とは一体何なんだ、とよくわからない迷路に迷い込む。

 

なれてくると人間を惑わすために

あの絵のフリを途中までしよう、とか色々考えるゲーム。

ただあんまり惑わしすぎると自分が人間だと疑われて

大失敗になることも。

とはいえあまりにも正解な星座作ると、

あっという間にお題が人間にバレて大量点をとられる。

結果として

「分かるー」

「分か・・・る?」

「分からぬー」

など神様語が飛び交う、異次元のプレイ感。

 

誰がどこに置いたのか記憶力も大事だったりして

集中してのめり込んでプレイしてしまう。

完全には覚えきらないので

置く所や誰が人間議論などはふわふわしがち。

そんな神様の齟齬をついて

びしっとお題を看破した人に圧勝されてしまった。

 

2回目プレイ

初対面同士のプレイだったが

なかなか盛り上がった。

分かる分かる、そこだよね、なんて頷きながらの

人間になった緊張感は結構なもの。

自分の置く星ばかりに集中してたら

星配置順等を覚えられず人間側で看破失敗。

果たして星座とは、の迷路に

再び迷い込んでしまった。

 

ただ、そんな下手なプレイも楽しいし

これは誰とやってもいいゲームかも知れない。

一つ持っといくといい。

丸めた布(宇宙)とカードが入ればいいのに、

元の箱が明らかに大きいのは

多分宇宙の広さを表しているんだろうけど

何か小さいケースに詰め替えると吉。

人間はどこだ、神たちの星座作り、ドリームス

 

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イスタンブール / Istanbul

商人になって他を出し抜け、イスタンブール

デザイナー:リュディガー・ドーン(Rüdiger Dorn)

簡単ルール

  • 4*4に並んだ16枚のカード上を、1ターンに1歩か2歩移動してそこのアクション実行していく。2-5人。
  • 初期2G。スタートプレイヤーから遠いほど1Gずつ増える。
  • アクション場所に部下トークン(初期4)置く。既にあったら回収。どちらも出来なければアクション不可。他の商人がいるとこでアクションするには2G/人数を払う。
  • それぞれのマスの効果:
  • 1→7Gで商品の最大数を1つずつ増やす。初期2最大7。全埋でルビー。
  • 2,3,4→最大数まで赤緑黄商品をもらう。
  • 5→4つの何かを貰う。発動する度変化する。
  • 6→ボーナスカードを2枚引き何か1枚捨てる(ボーナスカードは初期で1枚)。
  • 7→部下トークン回収。部下トークン所持してなくても可。他商人いてもスルー。
  • 8→赤緑黄どれか1つと青商品を2D6で1-3個もらえる。
  • 9→ギャンブル。2D6が言った数以上なら言った数Gもらえ、でなければ2Gもらう。
  • 10,11→示された商品を5個まで売れる。売るほどGもらえる。売ったら今の底に入れて新しいのに。
  • 12→ここにある自大コマを好きなアクションに派遣、他商人などと遭遇なし。大コマと同じマスに来た他商人は2Gかボーナスカード1枚貰い、大コマここに戻ってくる。
  • 13→商品とルビー交換。交換するほど必要商品高くなる。
  • 14/15→商品と交換で常時発動特殊効果。全4種。重複不可。後の人ほど必要商品増。2種両方でルビー。
  • 16→ルビー購入。購入するほど高くなる。
  • 紫コマと黒コマはお助けコマ。2D6で初期場所と遭遇してお助け発動後の移動先決める。
  • 紫→ボーナスカード1枚捨てor2Gでボーナスカード1枚引く。
  • 黒→2Gか商品1つ払うと好きな商品1つゲット。
  • 5ルビー揃ったらスタートプレイヤー手前までやって終わり。ルビー数勝負。

感想

難しい。

何が難しいって

みんなわっさー動き回る上に

行きたいアクションは被ってくるところだ。

次行く予定だったマスに先に入られてしまう。

 

ここで2リラ相手に払ってたりなんかすると勝ちから遠ざかるのだが

さらに難しいのは2マスまでしか移動できないところである。

 

 じゃあ、2マス以内で何か意味ある行動できて

その人が退いた後すぐそこに入れるマスに行こうとする。

そんな都合のいいマスはないのだ。

泣く泣く2リラ払うしかなかったりする。

いやなんだったら4リラ払うしかないこともある。

血と汗の染み込んだ大事な4リラをだ。

思わずひえぇと声が漏れる。

 

さらに、自商人を強化するとアクション毎のもうけが増える反面

購入が早いものほど得をするシステム。

一体どうしていいのか頭が白くなってくる。

じっくり強化して大富豪になってから

高くなったアイテムをお大臣アタックしてくか。

細かく稼いですぐ買っていくか。

正解なんてない。

なにせ周りの動き次第である。

意地が悪い。

このゲームを作った人は意地が悪い。

 それが褒め言葉になる、なんとも素晴らしいゲームである。

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のびのびTRPG スチームパンク & ホラー / Novice Novice Table Talk Role Playing Game

なんでもできる自由なTRPG のびのびTRPG

デザイナー:今野 隼史(Takashi Konno)

簡単ルール

  • 数種類のキャラを選ぶ。キャラの力と技は、ダイス目に足せる。
  • 最初のGMとPLを決め、それぞれ時計回りで移る。
  • 場面カードを、2個ダイスを振って成功判定。成功したら光カード、失敗したら闇カードがキャラに装備される。
  • 場面はロールプレイで乗り切ってもいい。GMが認めれば。
  • スキル(他の人のダイス振り直させる)とかもガンガン使える。
  • 全員3回場面やったらクライマックス。みんなで最後の決戦。

第一回 (スチームパンク

すっごいのびのび。

なにせTRPGと名乗っていながら

ロールプレイに失敗したっていい。

ダイスで成功すればいいのだから。

というか失敗したっていい。

光カードより変な効果とは言え、闇カードでもキャラは強化されていくのだもの。

むしろ変な効果が付くから面白くすらある。

そして僕の女性教師はいつの間にか火星人になり

みんなに色んな惑星の力を与えるようになったのだった。

 

初心者でもいい。なにしてもいい。

それをシステムがサポートしてくれるのだ。

何をしようが場面はどんどん進んでいく。

経験者の爺ちゃん船長ロールプレイを楽しみながら

初心者でも楽しくプレイ出来た。

TRPGってどんなもの?って興味ある人にはオススメ。

なかなか始めるハードルが高いTRPGであるが

これはすごくいい。

すごく。

第二回 (ホラー)

警察官役として皆を守るスキルでゾンビたちに対峙したが

フリーターには厳しく、売れっ子アイドルには甘い。

いつのまにか納税額で差別する鬼警官に。

そして気づけばゾンビの親玉ふなっしーに感染していく仲間たち。

こんなわけわからない展開になっても

どんどんストーリーが進んでいくので安心。

クライマックス失敗のバッドエンドだったが何の問題もなく楽しかった。

ゲームとしてはどうなのか。

いや、そこがいいのだ。

ホラー

のびのびTRPGホラー

 

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トランプ、トリックス、ゲーム! / Trump, Tricks, Game! (Auf der Pirsch)

狩りに向けて手札ビルディング トランプトリックスゲーム

デザイナー:ギュンター・ブルクハルト(Günter Burkhardt)
簡単ルール
  • マストフォローのトリックテイキング。3-4人。勝者親。
  • 最初の親は最高pt者か黃の10所持者。
  • 4色で2-13までで、3人プレイで1と6と12を抜く。初期手札12枚。
  • 切り札は1-4ラウンドまで1色ずつランダムに切り替わる。切札順番は公開。
  • 1-3ラウンドは、取ったカードのうち足跡の種類*足跡数が得点。
  • さらに取ったカードが次ラウンドの手札となる。
  • なので12枚までしか取れず、12枚取った人はリードカラーになることも勝つことはなく、マストフォローにだけは従ってカードを出して行く。
  • 4ラウンド目は、青1点、黄2点、緑3点、赤4点の得点方式に切り替わり、無制限に取れる。
初プレイ感想

このゲーム作った人は変態だ

と思いました。

だってトリックテイキングなのにデッキビルディングでもあるっていう。

この意味わからなさである。

変態としかいいようがないトリックテイキングだ。

 

ゲームとしては、最終ラウンドの切り札から得点方まで全部公開なので

自然と次のラウンド、その次のラウンドのことを考えてしまう。

今回の得点のためだけに勝つべきか

次のことを考えて負けるべきか

取れるトリック数が同じなので、取るか取らないか

毎回そんな究極の選択をさせられる感じだ。

すごいゲームである。

 

4人でのプレイだったが(画像2)

得点落ち込んでた3ラウンド目に、

ノーマークで大量の最強カード赤をガメられ

最終ラウンドに熊が暴れに暴れて勝利。

最後にトリック数の上限がなくなるってとこが

効きまくってる。

最後まですごい作りだった。

画像2
2回目 3人プレイ

1ラウンド目に上手く足跡を集められたので

今回は足跡をあつめにかかる。

3ラウンドで80点を取り、そのまま逃げ切り。

こういう戦法もアリなのか。

とにかく底の知れないゲーム。

3回目・4回目、4人プレイ

初心者1人と経験者3人でプレイ。

1回目プレイのまったくの逆をやってしまった。

初心者に強カードが流れまくり

最後に捲くりに捲られ敗北であった。

4回目では足跡、4ラウンドともバランス良く取りなんとか勝利。

 

毎回展開が違う。

たった50枚ちょっとのゲームに詰まったドラマ性。

もう一度言ってしまうけど、これはすごいゲームだ。

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