四季折折 / Shikioriori
デザイナー:ななつむ(Nanatsumu)
ルール
- 準備:適当に3山にタイルを分け、順番に1枚選び自分の前に置く。自分だけが知れる自分の季節を配る。
- 手番のプレイヤーは「自分以外」の誰かのタイルを配置してあげる。
- 全員9×9が完成したら終わりで、「点数の低かった人」の勝ち。
- 点数:「4x4に四季が揃って+2点」。縦横斜め3枚に「紋章同じ」「数字並び」「季節同じ」で1点。「自分の季節」1枚1点。「同じタイル」で-2点。
- 1回だけ自分の手番まで受け取らない絶対バリア=お茶くみをいつでも使える。
初プレイ4人
ゲームマーケット帰りの人にやらせてもらう。
ルールを聞いてなんじゃこりゃと思うも、
持ち主がさっそく
大きなプラス点を受け取らされ (そう、マイナスではない、プラス点だ!)
るという斬新さにあっという間に盛り上がる。
が、その最初にプラス点が溜まってた人の場が
タイル捨て場と化して
結局ほどほどのプラスで詰め合わせが完成。
その後、残った三人でえぐいプラス点の押し付け合いが始まる。
結果、最初に完成させられた人の勝ちという結果。
このゲーム
かわいい和菓子タイルと、9×9に配置する図を見て
なるほど、自分の前に最高のお菓子詰め合わせを作るのね、
て思うじゃん。
違うの。
ここからのルールのねじれがすごい。
まず、自分のタイルは配置できない。配置するのは人のタイルなのだ。
じゃあ人に汚い詰め合わせを送ればいいのか、て思うじゃん。
また違う。
人に押し付けるのは、綺麗で美しい和菓子詰め合わせなのである。
和菓子の世界は「謙虚」になった人の勝ちなのだ!
なんじゃそりゃ!
そしてこのねじれたルールで
ゲームは気楽に盛り上がれるパーティゲームな仕上がりである。
いや、すごい。面白い。