ボッドゲム | ボードゲームメモ

アナログゲームの紹介。ルールメモ。せっかく人に教えてもらったゲームとか忘れがちなので。リンク引用全てご自由に。

カエルの財宝 / Kaeru No Zaihou

5つの財宝を集めてゲーム終了。金塊戦略。

デザイナー:いけだまさる
ルール
  • 10から50の財宝タイルとドクロタイルを伏せてボードに並べる。
  • 自分色のカエルを2個、隅と真ん中に初期配置。
  • 以降、数字が書かれたタイルで自蛙を数字分移動させる。
  • 2桁のタイルは好きな方の数字を使える。
  • 初期の1-4の移動タイルは、一つ横のタイルと合計して使える。
  • 移動中は一回だけ曲がれる。0と5-9は、移動ではなく特殊行動。
  • 使うタイルは予め1-3枚のタイルを順番含め決めて置く。
  • 低い数字のタイルを早く使う人ほど行動順が前。
  • 蛙がタイルに乗ると表に。自蛙が二人乗った表タイルを貰える。
  • 他色蛙には乗れないが、蓮の上からなら1移動で飛び越せる。
  • 表になったタイル1枚を自蛙で縦横に挟んでもタイルもらえる。
  • ドクロタイルは最後に捲った人の一番左の得点タイル無効。その人が内緒でドクロタイルと他タイル1枚の場所を交換。表裏はそのまま。
  • これを2回したら1R。タイルは2回で使い切るように置く(なので最大6枚しか持てない)
  • 1Rごとに、自分の財宝タイルを好きなだけ得点化。6枚超えたらタイル選んで破棄。
  • 得点は左から置いて低い順並び。上書きは可能。
  • 誰かが5枚得点化したとこで終わり。皆も改めて得点配置。
  • 他、宝石3色集めボーナス。宝石1種を2個以上集めボーナス。金塊をいっぱい集めボーナス。鍵と宝箱集めて最初に除外した3枚貰えるボーナスなど。

※制作中のためルールなど変わる場合あるかも?

発売前に試遊させてもらう

カエルが可愛いのである。

言ってしまえばそれだけでいいのだ。

しかもこのカエル、他の蛙を飛びこせるのだ。

けど水の中からじゃ踏ん張れず飛び越せないのだ。

そういう所も最高にキュート。

 

タイルの取得法が複数あるのもいい。

特に挟んで取るのが楽しい。

次の番で取ろうと、1人カエルを置いていた財宝タイル。

そのタイルを挟まれ

財宝だけ抜き取られてカエルは何もない水の中だ。

悲しい。そして楽しい。

 

行動プロットなところも素敵だ。

完璧な行動タイルを選んだと思っても

先手の人の行動で場はあっという間に変わっていくのだ。

結果、思わぬ無意味な移動タイルが出てしまう。

しかしそこから起死回生の

再組み立てが出来た時の

飛び跳ねたくなるほどの爽快感たるや。

 

財宝と移動タイルが共通なのも素晴らしい。

タイルの価値が一様ではない。

移動に使いたいタイル。

得点にしたいタイル。

だんだんと表になっていくタイルを

どれもこれも欲しくなる中

取捨選択をしていかなくてはならないのである。

心を痛め、ごめんねと別れを告げてからが本番なのだ。

でもゾロ目君はちょっとね……。

と言うのも財宝タイルは移動タイルとして使うと

2つの数字を選べるとこが強いからである。

なので、タイルが集まれば初期タイルなどは破棄したいところだが

こちらは先手争いに使える。

 

どこをとっても絶妙で巧妙なゲームだ。

とても練り込まれたゲームだ。

ひと目ならぬ一プレイ惚れしてしまったよ。

カエルだけにね。

 

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